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美しき、氷点下の世界

  • 2018年2月5日
  • Karuizawa Life

冬はつとめて

『冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火などおこして、炭持て渡るもいとつきづきし。』軽井沢での生活は、かの有名な枕草子の一節が、随所で思い出されます。

私は東京に出勤する主人を軽井沢駅まで送迎しており、早朝(6時過ぎ)に家を出ています。冬の朝の気温は、もちろん氷点下。猛烈な寒さの朝、マイナス20℃という表示に目を疑ったことも。

それでもやっぱり『冬はつとめて』だなぁ、と毎朝感動するのです。

夜に雪が降った翌朝、まだ誰にも汚されていない真っ白の雪景色。しん、と物音ひとつしない静けさの中、雪の上に野生動物の足跡を見つけた時なんかは、童心に戻ってつい興奮してしまいます。

そして青紫色の空がだんだんと明るくなると、都会ではまず見ることのない真っ青な、澄んだ空が広がります。実は軽井沢の冬は晴天率90%とも言われ、ほぼ毎日晴れなんです。吸い込むと肺を刺すように冷たい空気も、まるで心と身体を浄化してくれるよう。

氷点下の世界が、こんなに美しかったとは。

それを知ることができたのも、軽井沢に来て良かったことの一つです。

クリスマスが似合う場所

針葉樹に囲まれた小径の両脇に、リースやイルミネーションで飾られた邸宅が立ち並ぶ別荘地…。冬の軽井沢はまるでおとぎ話のようで、大人の私でも無条件にワクワクしてしまいます。

特にクリスマス気分を盛り上げてくれるのは、やはり軽井沢高原教会で開催されている「クリスマスキャンドルナイト」。今年もたくさんの人で賑わっていました!(現在は終了しています)

雪景色の中、柔らかいキャンドルの灯りが浮かび上がるのが殊更に風情があるのですが、2017年のクリスマスは雪予報にもかかわらずまったく積もらずに終わってしまって、それがちょっぴり残念でした。

そして…クリスマスシーズンの軽井沢でもう一つ楽しみなことといえば、ホームパーティー!

私はホームパーティーをするのも招かれるのも大好きで、2017年もお世話になった方を招いて自宅でささやかなパーティーを開催しました。

今年は7品を用意しましたが、軽井沢はホームパーティーを助けてくれるお店も人もたくさんいて、自分で作ったものは…ピクルスだけかも(笑) バーニャカウダソースは『フィーヌ軽井沢』で、ローストビーフは御代田の『カタヤマ肉店』で購入。 ラザニアは『VERANDA』で器ごとテイクアウトさせてもらいました。これが絶品なんですよ…!

そしてクリスマスパーティーに欠かせない、ブッシュドノエル。

こちらも、軽井沢在住のパティシエさんにオーダーしたもの。とっても可愛らしいデコレーションに、友人たちも大歓声をあげてくれました。軽井沢には海外で数多くのホームパーティーを経験されたマダムがたくさんいらっしゃるので、色々教えていただきながらおもてなし上手を目指したいものです。

2018年2月5日
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