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混雑を避けて…“穴場”で楽しむ軽井沢

混雑を避けて…“穴場”で楽しむ軽井沢

  • 2022年8月1日
  • Karuizawa Life

「塩沢エリア」で文学に触れる

軽井沢絵本の森美術館

海の日の3連休のこと。愛犬をトリミングに連れて行こうとしてプリンス通りの大渋滞にハマり、すっかり忘れていたハイシーズンの混雑の凄まじさを思い出しました。「まあ大丈夫だろう」と甘く見てしまった自分をどれほど後悔したことか(笑)。

最近は平日でも車が多く、事前予約なしには外食も難しくなってきて、人混み嫌いの私はますます家に引きこもっておりますが……とは言え、たまにはお出かけもしたい。ということで、先日は塩沢エリアを散策してきました。

旧軽井沢エリアや軽井沢・プリンスショッピングプラザ周辺と比べれば、塩沢エリアは比較的人が少なく観光しやすい穴場スポット。ただし18号バイパスの塩沢交差点は非常に混むので、裏道を通るのはマストです!

まず訪れたのは『軽井沢絵本の森美術館』。欧米絵本の創成期から現代まで広く紹介する絵本の専門美術館で、現在は企画展覧会「フェアリーテイルの世界」が催されています。

主にグリム童話に登場する妖精や精霊、魔法使いに焦点を当てた展示なのですが、大人になったいま改めてじっくり見てみると、悪役として登場するフェアリーたちの存在意義を考えさせられたり、奥深い魅力に興味をそそられ、かなり楽しめました。

こちらの美術館は同敷地内に『ピクチャレスク・ガーデン』も併設されていて、軽井沢らしい、木漏れ日と清々しい空気を感じながらお散歩ができるのも魅力的です。

ライブラリーカフェ 一房の葡萄

続いて、休憩がてら、道を挟んで向かいにある『ライブラリーカフェ 一房の葡萄』

こちらの建物は、三笠(旧軽井沢エリア)にあった小説家・有島武郎の別荘を移築保存したもの。ドリンクと軽食を提供するカフェになっています。おしゃれで綺麗なカフェも素敵ですが、たまには歴史を感じたり、文豪の思想や生きざまに触れながら過ごす時間もいいものですよね。

古書店「りんどう文庫」での出会い

以前は新軽井沢エリアで営業されていた古書・骨董販売の『りんどう文庫』さん。7月16日から塩沢エリア(軽井沢高原文庫の道を挟んで向かい)にお店を出されていると知り立ち寄ってみました。

小さな建物の中に所狭しと古書が並んでいて、じっくり眺めていると、夏目漱石「坊ちゃん」や樋口一葉「たけくらべ」の直筆複製原稿があったりして、まるで宝探しをしているよう。

枕草子 紫式部日記

私も何か1冊買いたくなって、目にとまったこちらを購入することに。「枕草子」と「紫式部日記」が掲載された、岩波書店の日本古典文学大全。巻末を見ると昭和41年に刊行された書籍でした。

春はあけぼの、で始まる枕草子の冒頭はあまりにも有名ですね。平安時代に執筆された文章でも四季の濃い軽井沢の日常には今なお通ずる部分が多い気がして、他の章もじっくり読んでみたくなりました。

ついついスマホに時間を奪われ活字に触れる機会は減る一方ですが、塩沢エリア観光のついでに『りんどう文庫』を覗いてみると、名著との運命的な出会いがあるかもしれません。

限定日のみオープン!新店舗『MADRE』

MADRE

最後に……塩沢エリアからは少し離れますが、こちらも穴場スポット・軽井沢レイクガーデンにとっても気になるお店がオープンしていました。

南米アマゾンでカカオと出会い、食材としてのカカオの奥深さを伝えていらっしゃる料理人の太田哲雄さん。同じく軽井沢レイクガーデン内で以前からレストラン『LA CASA DI Tetsuo Ota』を経営されていらっしゃいますが(こちらは数年先まで予約で埋まっています)、その向かいの建物に新店舗『MADRE』をオープンされました。

信州の食材をふんだんに使ったお料理が楽しめるほか、無農薬のペルー産アマゾンカカオをふんだんに使ったお菓子、それからなんと昆虫食のメニューもあります。

 
フィナンシェ

この日はすでにランチを済ませてしまっていたため、限定個数販売の焼き立てフィナンシェを購入することに。しっとりとした食感と優しい甘さが本当に美味しくて……すぐになくなってしまい、また絶対に買いに行こうと心に決めています。

『MADRE』の8月の営業日は5日・6日・7日・12日・13日・14日の6日間のみで、営業時間は12時〜15時(物販は12時〜16時 / 予約不可)。※店舗のインスタグラムで確認してください。

限られた日時でタイミングを合わせる必要がありますが、イートインスペースも広々として居心地良さそうでしたし、「アマゾンカカオビビン麺」や「アマゾンカカオパフェ」など他では味わえないお料理&スイーツがあってかなり気になります。

すぐに知られて行列になりそうですが……無事に食べることができたらこちらでまたレポートしますね!

    
2022年8月1日
Karuizawa Life

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