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軽井沢移住のリアル

  • 2018年3月5日
  • Karuizawa Life

どうして軽井沢に?

2015年3月に軽井沢に移住し、早3年になります。

「軽井沢に住んでいる」と話すと必ず聞かれるのが、「なんで軽井沢?」「不便じゃない?」という質問。

夫は毎日東京まで通勤しており、私も月に3〜4回は東京で仕事がある。新幹線で約1時間とはいえ、都内のメトロのように数分置きに電車が来るわけではもちろんなく…不便と言ってしまえば、不便なのかもしれません。実際、乗り遅れてしまって次は1時間後…なんてことも幾度かありました(笑)

飲食店も早々にクローズ、コンビニも23時に閉まります。そもそもコンビニだって都会のように家から歩いて数分、なんて距離にはない。

ただ、それでも私はいつも「軽井沢に住んで良かった!」と思っています。

それはなぜなのか?

どのように生活が変わり、逆に変わらなかったのか。今回はそのあたりを書いてみたいと思います。

軽井沢移住で変わったこと

まず、虫に慣れました(笑)

前は小さな虫が出るのも許せなかったのですが、今は不快な羽音を立てる虫以外は特に気にもならない。見つけても外に逃したり。一緒に暮らしましょう、という気持ち。

「自然とともに暮らす」姿勢が身についたのかな、と感じています。

殺虫剤の類は引っ越してからほぼ使用しておらず、夏場は虫除けにアロマを焚いています。美しい自然や、虫、鳥、野生動物。自然がすぐそばにある生活をしていると、なるべくナチュラルなものを使おうという気持ちになるものですね。
それから、せっかちが治りました!

以前はなぜか、一分一秒でも早く目的地にたどり着こうとしたり、自分のペースを乱されるとイライラしたりしていたものですが…そういうことがかなり減ったように思います。

感覚的なものですが、やはり都会とは時間の流れ方が違いますよね。

新緑の木漏れ日があまりに美しい朝はわざと遠回りしてみたり(南ヶ丘のバイパスに抜ける道が好きです)、雪が降った翌朝は美しい浅間山を見に行ってみたり。

無駄のない生き方が推奨される世の中ですが…人生って、回り道の中に喜びがあると思いませんか?

変わったことは、他にもあります。

長野県は長寿県として有名であり、軽井沢は「屋根のない病院」とも称されますが、実際に身体の変化を感じます。

ひどい花粉症だったのがかなり軽減されましたし(少なくとも薬を飲む必要は無くなりました)、肌荒れもほとんどしなくなったり。

空気も水も綺麗、新鮮な野菜が安く豊富に手に入る。長野は酒蔵も多いので、美味しい味噌や麹、酒粕など発酵食品を口にする機会も増えました。

また、何と言っても「千ヶ滝温泉」や「トンボの湯」を日常的に利用できるのがありがたいです。町民割引でかなりお安く利用できるのも嬉しい。

風越公園の「スカップ軽井沢」も、町民なら大人1回たったの300円でトレーニングルームを使用することができます。都会ならいったい何倍取られることやら…ですよね(笑)

無理なく健康的な生活が送れる。それも、軽井沢暮らしの大きな魅力だと思います。

そして…これは逆説的に思えますが、改めて東京が好きになりました。

移住してからも月に3〜4回仕事で東京に行きますが、もともとはそこにいたはずなのに、なぜかワクワクするんですよ。

丸の内のビジネス街を歩くと「私ももっと頑張ろう!」と背筋が伸びるし、青山はやはり洗練されていて刺激になる。銀座の特別感はやっぱり唯一無二で、気分が上がります。

大学入学とともに上京して15年間を過ごした東京は、いつしか私にとってとても疲れる場所になってしまっていたのですが、離れたことで再び輝きを見せてくれました。

適度に距離があった方が、よく見えるものなのかもしれませんね…街も、人も。

次回は、「軽井沢移住しても変わらないこと」を書きたいと思います。

2018年3月5日
Karuizawa Life

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