秋色に包まれて
10月最終週。ぐっと気温が下がり、一気に紅葉が進みましたね。
コートを引っ張り出し、温かいブーツを履いて、久しぶりにゆっくりとお散歩を楽しんできました。
今年は雨が多くすっきり秋晴れ、という日がほとんどなかったので、例年に比べると劣ってしまいますが…それでもこの季節の軽井沢は町全体が黄金色に包まれ、とても美しい。
お散歩をしていると、地面に散らばる落ち葉のグラデーションはアートのよう。木の麓に、まるで絵本のイラストみたいな愛らしいキノコを見つけた時にはテンションが上がってしまいます。(絶対触りませんが)
ほんの少し前までは鬱蒼と茂っていた緑が消えて、目に映る景色が秋の色になっている。そしてこれがまたあと数週間もすれば、色のない世界に移りゆく。
季節の移り変わりは、わくわくしたり、爽快になったり、しみじみしたり、忍んだり…様々な感情を与えてくれます。
ホットカフェラテを片手に、旧軽散歩
夏の混雑時は足が遠のいていましたが、旧軽銀座でもお散歩を楽しみました。
商店街も、それから軽井沢本通り沿いにも、新しいお店が色々できているのですね。車で走り抜けると気がつきませんが、歩くとたくさん発見があります。
テニスコート通りにある『KARUIZAWA COFFEE COMPANY STAND』にも久しぶりに立ち寄ったら、新しくカフェラテのメニューができていました。
おしゃれなチョークアートの前で撮ったら、映える写真が撮れた!(笑)
ミルクとコーヒーの割合、甘さもちょうど良く、とっても好みのカフェラテでしたよ。旧軽井沢散策のお供に、皆様もぜひ。
『ユカワタン』で過ごす、特別な夜
先日、とあるお祝いのディナーで『ユカワタン』に伺いました。
『ユカワタン』って、改めて面白い名前だよなぁと思い調べてみましたら、星のエリアの敷地を流れる湯川と、フランス語で時間を意味するtemps(タン)組み合わせているそう。
湯川の流れのように、ゆるやかな時間を過ごして欲しいという意味が込められているそうです。
足元がようやく見えるくらいの暗がりを、森の中にある小径を進んでいくと、落ち着いた灯り、そしてゆったりと過ごす人たちの影が見えてきて…そんなお店にたどり着くまでの道中も、すでにエンターテイメント。
久しぶりの来訪でしたが、やっぱりこの雰囲気と特別感は『ユカワタン』にしかないなぁと再確認しました。
切り株に乗せられたラディッシュだったり、蜂の巣みたいなプレゼンテーションが面白い。
せっかくなのでワインペアリングもお願いしたのですが、ソムリエの方が好みに合わせていろんな提案をしてくださり、とっても楽しかったです。次回伺う際もまた、絶対にペアリングしよう。
素晴らしい空間とサービスの中、貴重な時間を過ごすことができました。
軽井沢暮らしの面白さは、飲食店のバラエティが豊かなこともポイントなのではないでしょうか。
普段使いの気軽なビストロやカフェが至る所に点在していて、さらには『ユカワタン』のように非日常を楽しむ上質なガストロノミーもある。
2020年6月には、なんとあのミシェル&セバスチャン・ブラスが軽井沢に新レストランをオープン予定だとか。
ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパの支店に続く日本二店目で、一軒家レストランとしては軽井沢が初となるそう。建築は、著名建築家・隈研吾氏だそうです。とっても楽しみ...!
さて、気づけばいつも食べ物の話をしてしまうこちらのコラムですが(笑)、次回もまた美味しいものの話題になりそうです。
だって、信州は食材が豊富で、特に秋は美味しいものがたくさんあるんだもの…。引き続き、お付き合いいただけたら嬉しいです。
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今回ご紹介したお店
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- KARUIZAWA COFFEE COMPANY STAND
- 場所:長野県軽井沢町軽井沢739-1 シャトレー軽井沢B店
- 営業時間:9:30~18:00 火曜定休(4月中旬~11月中旬の営業)
- TEL:0267-41-6168
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- ユカワタン
- 場所:長野県軽井沢町長倉2144
- 営業時間:17:30~(ディナー)
- TEL:0267-46-6200