星空を見上げて
例年に比べたら記録的な暖冬なのでしょうが、それでも大寒を迎えるこの時期の夜は寒い。
けれども寒ければ寒いほど、気温が低ければ低いほど、空気が澄んで夜空が美しいのですよね。
我が家は夫が毎日東京まで通勤しており、朝晩送り迎えをしているのですが、この季節は深夜自宅に戻るたび、二人で夜空を見上げて「綺麗だね」と言い合っています。
大げさでなく、まるでプラネタリウムのよう。オリオンやカシオペアが驚くほど近く、大きく見えるんです!
星の瞬きを数えることもできるし、しばらく眺めていれば流れ星にも出会える。
“冬になると空気が澄む”ということを、もちろん事実としては以前から知っていましたが、実際に体感したのは軽井沢で暮らすようになってから。
一年を通じて遮るもののない夜空を毎晩眺めるうち、冬の夜空は格別なんだってことを知りました。
冒頭の写真は、初詣に出かけた諏訪大社の帰りに立ち寄った立石公園で撮影した諏訪湖の夜景です。
スマホのカメラなので限界がありますが…ちょうど昇った三日月とともに綺麗な写真が撮れました。
いつも諏訪大社を訪れる際は帰りにここ、立石公園に立ち寄り、霧ヶ峰を通って軽井沢に戻るのが恒例です。
霧ヶ峰を通過する際、運が良いと野生の鹿に出会うのですが…今年も3,4頭の鹿に遭遇することができました!
鹿は神の使いとして神聖な動物とされていたり、金運の象徴と言われたりもしますよね。
また、武将・真田幸村が鹿のツノを取り付けた兜を愛用していたことは有名な話で、勝負運の象徴という説も。
とにかく縁起が良いので「今年は最高の1年になるね!」と話しながら帰ってきました。単純な夫婦です^^
毎年の恒例
さて、霧ヶ峰を通過した後は、白樺高原リゾートへ。ここに立ち寄るのも毎年の恒例です。
実はお気に入りのお店があって…それがこちら『レストランBELL』。今年も一年ぶりにお邪魔してきました。
こじんまりとしたプチホテルのレストランなのですが、こちらのお料理と接客がアットホームでほっこりとした温かい気持ちになれるんです。
メニューは色々あって、どれも気になっているものの…蓼科牛ハンバーグが美味しくって、私はいつも同じものを頼んでいます。
たまには年末年始で旅行を計画しようかと話したりもするのですが、年の初めに同じことを繰り返していると「今年もまた、心身ともに健康でここへ来られた」という、当たり前の日常に対する感謝が湧いてくるんですよね。
そういう心のありかたで新年を迎えるのが個人的に好きで落ち着くので、結局いつも同じように過ごしています。
また来年のお正月も、同じ年始を過ごせるように。今年も心新たに、一日一日を大事に生きたいと思います。
上質なカシミア100%ニット
そうそう、以前にも当コラムでご紹介しましたが、旧軽井沢・テニスコート通りにあるブティック『La bitz』でオーダーしていたカシミアニットが完成しました。
首元まであるタートルは暖かいし可愛いのですが、私はどうも苦手で…なので少し短めのボトルネックにしてもらいました。
またケーブル編み模様を前には2本、後ろには1本入れてもらったり、スカートにもパンツにも合わせやすい丈を測っていただいたり…密かなこだわりが詰まっています。
実際に着てみると、想像以上に薄くて軽いのにとっても暖かい。
軽井沢で暮らすまでは正直、高級ニットの必要性を感じたことがなく、質よりデザイン重視で選んでいましたが…この着心地はちょっと、感動的でした。来年はベージュにしようか、赤にしようか今から迷っているほどです。
『La bitz』は現在冬季休業中。気になる方は春のオープンを待って、ぜひ足を運ばれてみてください。