芽吹きの春

今年は、春が駆け足でやってきましたね。

春分にこの冬一番の積雪となったかと思えば、その翌日から気温がぐんぐん上昇。あっという間に雪は溶け、気がつけばすっかり春です。

東京では早くも桜が見頃を迎えたとか。

軽井沢で桜が満開になるのはもう少し後…例年ゴールデンウィーク前後ですが、4/7(土)からは、軽井沢から車で約1時間の場所にある上田城で千本桜まつりが始まります。

私も3年前に移住してから毎年お花見に出かけていますが、お城と桜って最強の組み合わせだと思われませんか？本当に風情があり、日本人で良かったなぁとしみじみ感じることができます。

上田城跡公園はもちろんですが、もう1つ…上田には私が密かに大好きな桜スポットがあります。

それは、上田高校正門（上田藩主屋敷門）前。

ハラハラとお堀に散りゆく桜が情緒的で本当に美しく、いつまでも眺めていたくなる風景がそこにあります。

2年前に撮ったお気に入りの動画があるのですが、こちらには載せられないので、よろしければ私のFacebookページをぜひご覧ください。

軽井沢で暮らしていると、五感で春の訪れを感じることができます。

陽射しに暖かさを感じるようになると、凍っていた土が溶け、ザクザクと踏みしてめいた地面が柔らかくフカフカの感触に変わります。

庭先に小鳥たちが数多く遊びに来るようになり、朝は小鳥の囀りが自然のバックミュージックに。

たらの芽や蕗の薹、そして山菜の王様と呼ばれるコシアブラなんかも、あちらこちらで見かけるようになって…。

そして最も顕著なことは、みるみる人が増えていくのです（笑）。

冬の間は閑散としていたあの場所も、この場所も、気がつけば人がたくさん！その様子に「ああ、春がきたなぁ」と感じるのは、軽井沢で暮らす人あるあるなのではないでしょうか。

軽井沢町に人が集まるとともに、冬季休業していた商業施設も続々オープンし始めます。

恐縮ながら、ちょっぴり宣伝させてください。

私がPRをお手伝いしております、塩沢にあるアンティークショップ『ベルリネッタ軽井沢』も、4/18(水)より本年度の営業を開始します。

広々とした店内に、ヨーロッパ直輸入のアンティーク家具をはじめ、アンティークレースや食器、フレグランスランプや可愛らしいルームシューズなど小物も豊富に揃っていて、お好きな方にはきっと、宝探しのような空間のはず。

今年は毎月異なるメニューのハンドメイドワークショップも企画していますので、ぜひお出かけくださると嬉しいです。

ご興味のある方は、ホームページをご覧いただくか、FacebookまたはInstagramをぜひフォローしてくださいませ。

南軽井沢にある農産物直売施設、軽井沢発地市庭にも、少しずつ地物の野菜たちが並びはじめました。

少し前に覗いた際は、うど、なずな、せり、蕗の薹など春を感じる山菜がたくさん揃っていましたよ。これからどんどん種類が増えていくのが待ち遠しいです。

朝のうちに発地市庭で新鮮野菜を買い（できることなら近くの『スカップ軽井沢』で一汗かいておけたらさらに最高！）、お家でモーニングプレートを作るのも春夏の楽しみ。

朝採れの葉物野菜に、『ちゃたまや』さんの卵、『アトリエ・ド・フロマージュ』のヨーグルト、『軽井沢きなり』のナッツはちみつ漬け。ぜーんぶ、発地市庭に売っています。

軽井沢産の生ブルーベリーが出てくるのはもう少し後だと思いますが、都会では、生の国産ブルーベリーなんてほとんどお見かけしないですよね。デパ地下などでたまに見かけてもとんでもなくお高かったり。

発地市庭ではありがたいことにお手頃価格で手に入るので、私はいつも旬の時期に大量に買って冷凍保存しています。

発地市庭には、季節ごとに色々とオススメしたいお気に入りがあるので、また折に触れて紹介させてください。

さあ、軽井沢が活気に満ちていく季節がついにやってきます。

こちらのコラムでも、さらに充実した内容をお届けできるのではないかと思いますので、引き続きご覧頂けますと幸いです。