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軽井沢移住5年後に感じること

軽井沢移住5年後に感じること

  • 2020年6月1日
  • Karuizawa Life

初夏の気配

初夏の気配

あっという間に6月……!

今年はコロナ禍に見舞われたこともあり、気づかぬうちに春が過ぎ去ってしまった感じがします。最近は軽井沢でも昼間は20度近くなって、早くも初夏の気配を感じるように。

実は先日、夜中に執筆をしていてそのまま朝を迎えてしまったのですが(苦笑)……窓の外が明るくなったと思った途端、しん、と静まりかえっていたはずの空の向こうから「カッコー、カッコー」と鳴く声が聞こえてきて一人で感動してしまいました。

童謡の歌詞にありましたよね?

『カッコー カッコー しずかに 鳴いてるよ 森の中 ほら ほら 朝だよ』

軽井沢で生活をしていると、絵本の中のような景色を目の当たりにしたり、童謡に歌われた世界を体験できたりと、童心に戻る瞬間が増える気がします。

私は2015年3月に軽井沢に移住をしてきましたので、早くも5年以上が経ったことになります。

移住した当初は「そのうち絶対に都会に戻りたくなるよ」なんて言われたこともあったのですが……この5年間、東京に戻りたいと思ったことは一度もありませんでした。

今回のコラムでは、軽井沢移住5年後の今、私が感じる“軽井沢の一番の魅力”について書き綴ってみようと思います。

#軽井沢 で繋がる縁

軽井沢で繋がる縁

明治時代から別荘地としての歴史を持つ軽井沢は、やはり特殊な場所です。

軽井沢の住人と言っても様々で、昔から軽井沢に住んでいる地元の方ももちろんいるし、何代にもわたって別荘を所有する方もいれば、最近になって別荘を所有した方も、私のように別荘ではなく完全移住したという方もたくさんいます。

それゆえ多様性を認める文化というか、「人は人、自分は自分」という価値観が自然と根付いているように感じます。

年齢やバックグランドに関係なく、同じ町で暮らす仲間としての関係を築くことができる。これは、別荘地として栄えてきた軽井沢ならではのコミュニケーションではないでしょうか。

そして、ひと昔前、リアルでのコミュニケーションしかなかった時代には、新参者が社交をしようとすると既存コミュニティに仲間入りするほかなかったと思うのですが、今はもっとずっと気軽。

最近はSNSを利用する方が多いので、#軽井沢 と検索すれば、軽井沢で暮らしている人たちと簡単に繋がることができます。

特に新しく軽井沢に縁を作った方はSNSを活用している率が高い印象で、お互いに情報を共有して、心地よく快適に過ごそうという共通意識があるように感じます。

たとえば昨年の夏、台風被害で停電が続いた時も、SNSでの情報交換にとても助けられました。どのエリアで電気が復旧したとか、営業している店や温泉の情報、新幹線の復旧状態なんかが活発にシェアされていて役に立ったし、何より“繋がり”を感じることができてホッとしたのを覚えています。

また、今回のコロナ禍でも、誰にも会えない中、SNSを通じて励ましあったりテイクアウト営業を始めたカフェやレストランの情報を教えあったり、 #軽井沢 で繋がった縁にたくさん助けられました。

自然が豊かであるとか景観が美しいとか軽井沢の良い所は挙げたらきりがないほどたくさんありますが、5年以上この場所で暮らした私が最も素敵だな、と感じるのは、何よりもこうした人の縁。

普段はそれぞれ別々の日常を過ごしていても、困った時に助け合える仲間がいるのは非常に心強く安心感があります。

さて、ようやく全国的に緊急事態宣言が解除されましたね。これからハイシーズンに向けて軽井沢も少しずつ賑わっていくはず。

もちろん感染症対策は必須ですが、ゴールデンウィークがなくなってしまった分、夏の軽井沢の観光業が盛り上がるよう、私も微力ながらお手伝いしたいと思っています。

2020年6月1日
Karuizawa Life

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