寒い冬を乗り切る、おすすめヘッドスパ
最近コラムの冒頭でいつも書いている気がしますが……やはりこの時期の軽井沢は寒い。本当に寒いです(笑)。
家の中は暖かいとはいえ、少しでも外気を浴びると体の芯から冷えてしまうため、念入りな体メンテナンスの必要性を痛感します。
特に私は自宅でPCに向かう時間が長く、慢性的に首・肩・こめかみ周りや頭が凝っているのですが、寒い冬はさらに酷くなるためプロの手が必須です。
ちょうど昨日も、旧軽井沢の聖パウロ教会近くにある『HAIR SALON KOW』でアーユルヴェーダのヘッドスパをしていただきました。
2年ほど前だったか、初めて伺った際、あまりに気持ちが良いのと施術後の顔色の良さ&リフトアップ効果に感激して、それから定期的に通っています。
アーユルヴェーダとは、サンスクリット語の「Ayus / 生命」「Veda / 科学」が組み合わさった言葉で、インド・スリランカで五千年以上の歴史があるとされる伝統医療です。
アーユルヴェーダでは、私たちの体は「ヴァータ(風)」「ピッタ(火)」「カパ(水)」という3つの自然エネルギー(=ドーシャ)で構成されているとされ、それぞれのバランスを保つことが健康に繋がると考えられています。
『HAIR SALON KOW』のアーユルヴェーダでも、まずはカウンセリングで自分自身の体の中でどのドーシャが優位になっているかを診断するところからスタートします。
「ヴァータ(風)」
風や空気のイメージで、フットワークの軽い好奇心旺盛な人が多い。その反面飽きっぽかったりストレスに弱いという側面も。過多になると代謝が滞り、便秘になりやすい。
「ピッタ(火)」
火のイメージで、情熱的でチャレンジ精神のある完璧主義者が多い。一方でプライドが高く見栄っ張りな面があります。過多になると胃腸にトラブルが起こりやすい。
「カパ(水)」
水のイメージで、物静かで忍耐強い人が多い。反面、大雑把だったり鈍感と捉えられることも。過多になると太りやすかったりむくんだりします。
カウンセリングを終えたら、いよいよマッサージ。ドーシャごとにアロマが決まっていますが、一つずつ香りを確認させてもらえて、好きなものを選ぶこともできます。
ただ結局、自分のドーシャに合ったものをいい香りと感じるから不思議……。
本場スリランカのアーユルヴェーダでは「シロダーラ」といって、眉間にあるマルマと呼ばれるツボに温めたオイルを流す施術があります。
実は私、スリランカで本場のアーユルヴェーダを体験したこともあるんですが、この「シロダーラ」が気持ち良くて大好きなんです。眉間から耳の後ろへ流れていく温かいオイルが、強張った筋肉や神経をじわーっと緩めてくれる感覚で……。
『HAIR SALON KOW』のアーユルヴェーダはヘッドスパなので眉間に流すわけではないのですが、髪の生え際からつむじ部分に温かいオイル(太白胡麻油)を垂らし、頭皮全体をとても丁寧にマッサージしてくださいます。
このマッサージが本当に至福なんです……!東京の有名どころのヘアサロンにも色々通ってきましたが、個人的にはこちらのマッサージがナンバーワンだと思います。大体気づくと寝ていますね(笑)。
オイルを使ったマッサージには毎日のシャンプーでは落としきれない毛穴汚れの洗浄効果もあるそうで、施術後は頭が軽いのに加えてこれまでにないスッキリ感を味わえます。
そして驚くのは、マッサージを終え鏡の前に座った時。
「え?」と二度見してしまうほど、目の位置も頬の位置も上がっている……!頭皮と顔の皮膚は繋がっているから、実はフェイシャルエステよりヘッドスパの方が断然リフトアップするそうですね。
『HAIR SALON KOW』のアーユルヴェーダの素晴らしさと感動をお伝えしたくて、つい熱く語ってしまいました(笑)。
おひとりで経営されているヘアサロンで1席のみしかないため、かなり先まで予約で埋まっているようですが、この気持ちよさはぜひ一度、体験してみていただきたいです。
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今回ご紹介したお店
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- 『HAIR SALON KOW』
- 場所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢191-3 1-西号
- TEL:0267-46-8278