千葉県南部に位置する御宿町。海水浴場で知られる町ですが、海以外にも自然や見どころがたくさんあるとても魅力的な町です。ここでは、御宿とその近隣の観光スポットをご紹介します。
網代湾に面した3つの風光明媚な海水浴場
御宿中央海水浴場
御宿の海岸線には、全長約2kmにも及ぶ白い砂浜が続いています。「浜海水浴場」、「御宿中央海水浴場」、「岩和田海水浴場」という3つの海水浴場があり、いずれも網代湾に面した風光明媚な海水浴場で、サラサラとしたきめ細かいパウダーサンドが特徴的。夏の海水浴シーズンには多くの人が訪れます。
また、絶好のサーフポイントとしても知られ、特に初心者サーファーに人気があります。
町を挙げて「日本一安心で快適、そして安全な海水浴場」を目指しているという御宿。海の家や民宿なども充実しており、小さなお子さん連れのファミリーでも安心して楽しめる海水浴場になっています。
関連施設も！童謡「月の砂漠」の舞台にもなった御宿
月の砂漠像
御宿を舞台に作られた、童謡「月の砂漠」。大正〜昭和を代表する抒情画家であり詩人の加藤まさをの代表作で、大正12年に作られました。
御宿には、「月の砂漠」ゆかりのスポットがあり、古くから歌い継がれている名曲の世界観を今に伝えています。
まずは「月の砂漠記念像」。三日月型の歌碑とともに、ラクダに乗った旅人の像があり、加藤まさをが作詞をするにあたりイメージを沸かせたであろう情景を楽しむことができます。
また「月の砂漠記念館」は、加藤まさをの作品や資料を展示しているだけでなく、御宿を愛した画家や文人たちの作品を紹介しています。町の雰囲気にぴったり合う、ロマンティックな外観が訪れる人を魅了します。
多くの芸術家が感性を刺激された御宿の町と、その魅力を感じることができる記念館です。
近隣には渓谷美や温泉も！
南房総・御宿西武グリーンタウン内朝市の様子
海のイメージが強い御宿ですが、少し足を延ばすと美しい渓谷美を堪能することができます。御宿から車で30分ほどのところにある「養老渓谷」は、房総半島随一の渓谷と言われ、「養老の滝（粟又の滝）」や「弘文洞跡」などの養老八景と呼ばれる景勝を楽しむことができる観光スポットです。
多様なハイキングコースも完備されており、その景観は新緑、紅葉など四季折々にその表情を変えていきます。
また、そんな自然に囲まれた「養老渓谷温泉郷」は、静かで素朴な佇まいが魅力。ハイキングで汗をかいた後は、温泉でさっぱりと洗い流すことができます。
この他にも、南房総・御宿西武グリーンタウン内で行なわれている「御宿台朝市」。毎週土曜日（雨天の場合は翌日日曜日）の9時半〜11時に開催されています。近隣の農家の方々が採れたての野菜をずらりと並べます。以前は隔週での開催でしたが、近隣住民の希望により毎週開催になりました。住民の生活にしっかりと根付いた朝市になっています。
御宿には他にも朝市を行なっている場所があり、観光でも朝市を巡ってみるのも楽しいかもしれません。
このように、御宿は魅力的な観光スポットがたくさん。自然が豊かなので、四季の移ろいを五感で感じることができます。