3年ぶりの再会!小布施堂「モンブラン朱雀」
今年も新栗の季節がやってきましたね。
軽井沢に移住してから、この時期は必ず小布施に出かけて新栗を味わうのが恒例になっています。
狙うはもちろん『小布施堂』のモンブラン朱雀!……なんですが、ここ数年は気合が足りず整理券配布に間に合わなくて無念の敗退が続いていました(笑)
例年、新栗の時期は朱雀を求める人々で連日早朝から長蛇の列!整理券をゲットするには早起きして小布施に向かうほかなかったわけですが、今年は新型コロナウィルス感染防止対策のためシステムが変わっておりWEBでの事前予約制に。
時間(45分制)と席をWEB予約してコンビニで発券。チケット持参で予約時間に小布施堂に向かうとすんなり席に案内してもらえて非常に快適&効率的でした。
コロナが終息した後も、これからは毎年このシステムになるかもしれませんね。
店内は対面する座席すべてに透明の衝立が設けられ、客の入れ替え時には全席をアルコール消毒。感染防止対策が徹底されていたので安心して利用することができました。
3年ぶりに再会できたモンブラン朱雀はやっぱり最高に美味しかった……!大満足でした。
浄光寺にお詣り
初秋の小布施散策で、必ずすることがもう一つ。浄光寺のお詣りです。
『小布施堂』などがあるメインストリートからは少し離れた場所にあるのですが、気が良いと感じるので毎年訪れています。信州のパワースポットとしても知られているそうです。
こちらには国の重要文化財に指定されている薬師堂(室町初期1408年建立)があり、石段を登り切った場所に立つ様は「まんが日本昔ばなし」の世界のよう。2007年に葺き替えられた茅葺屋根がとても立派で美しいのです。
薬師堂に祀られる薬師如来は、人々の寿命を延ばすことを本願とする二世(現世と来世)利益の仏様。
このような状況でもあるので、無病息災をしっかり祈念してきました。
薬師堂に続く石段は自然石だそうで、一見雑然として見えるけれど下の方から体を低くして見上げると石段の鼻先が一直線に揃っているのが分かります。何百年も崩れていないのも不思議で、何かしらの力が働いているような気がしますよね。
実際、石段を登りきり、薬師堂でお詣りを終えて再び石段を降るときには心が洗われたような清々しい気持ちになるのです。
メインストリートから浄光寺まで歩いていく道端には、りんごの木や栗の木、そしてぶどう園が至るところにあって実りの秋を感じることができます。
軽井沢で暮らしていると車移動ばかりでほとんど歩かないのでかなりいい運動……!疲れてしまってこの日の夜は爆睡でした(笑)
長野で善光寺にもお詣り
小布施から軽井沢へ戻る途中、久しぶりに善光寺にも立ち寄りました。もう何度も訪れていますがいつ見ても立派な本堂ですね。
今回はコロナのことを考えてお戒壇巡りはしないでおいたのですが、普段なら訪れた際には必ずするようにしています。
お戒壇の中の暗闇は、無差別平等の世界を表しているものとされているそう。
日頃の私たちは余計なものに目を奪われて本質を見誤ったり、争ったり、嫉妬したり、貪ったりしがちです。しかし完全なる暗闇の中で極楽の錠前を探し当てることに専念していると心を無にすることができる。わずかな間でもそういう機会を持てるのは貴重です。
また、これは実際に経験してみないとわからない感覚だと思いますが、光のない空間にたった一人、自分しか信じられるものがない世界に身を置くと腹が据わるんです。その感覚がすごく好きなんですよね。
次回訪れる際には気兼ねなくできるようになっていると良いのですが……。
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今回ご紹介したお店
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- 小布施堂 本店
- 場所:長野県上高井郡小布施町808
- TEL:026-247-2027
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2020年9月23日Karuizawa Life